耳かきすると気持ちいいですよね。
自分からはなかなか見えないけど、
きれいにしておくほうがいいとお思いではありませんか?
でも実は、耳掃除はあまりやらなくても大丈夫(`・ω・´)b
そのやり方と頻度について探っていきたいと思います。
目次
綿棒での耳かきがよくない理由とは?
耳掃除をする目的は耳垢をとってきれいな状態を保つことですよね。
そもそも耳垢はなんでできるのでしょうか。
耳垢とは、耳垢腺からでる分泌物と外耳道から落ちた皮膚や、
外からのほこりなどが混じったもののことをいいます。
外耳道とは、耳の穴から鼓膜までの3㎝ほどの通り道のことです。
耳掃除をするときはこの外耳道に綿棒をいれているんです。
日本人はカラカラに乾燥した耳垢の人が約7割。
残り3割の人が湿った耳垢の性質を持っていると言われています。
一般に、湿った耳垢には綿棒が、乾いた耳垢には耳かきが、
使いやすいと言われています。
これは遺伝的なものなのでどちらがいいとか悪いとかではありません。
余談ですが、普段の自分の耳垢の状態を知っておくことで早めに異常にも気づけます。
なので、自分がどちらのタイプか把握しておくといいかもしれないですね。
実は、人間の耳は自分できれいな状態を保つように出来ているのです。
耳垢は掃除をしなくても食事や会話であごを動かすことで、
勝手に外に出てくるようになっているのです。
ところが綿棒で耳かきをすると、
外に出てこようとしている耳垢を奥に押し込めてしまうことがあります。
そうすると、耳が聞こえにくくなったり、
取れなくなって耳を塞いでしまう原因になってしまいます。
また、綿棒で必要以上に耳掃除しすぎると、
耳垢腺を刺激してかえって、多くの分泌物が出てきてしまうことも。。。
そうすると耳垢の量が増え、気になってまた掃除してしまう、
という悪循環に(´`@)…
力が強すぎて外耳道を傷つけ、炎症をおこしてしまう恐れもでてきます。
それに耳垢には、雑菌の繁殖を抑えたり、
耳の皮膚を保湿し保護する働きもあります。
小さい虫が耳の中に入るのをブロックしてくれる役割も果たしているんですよね。
ということで、耳垢だからこまめに掃除をしなければ、
と思っていたのは間違いだったのです。
耳掃除の正しいやり方と頻度はどれくらい?
耳掃除をすると気持ちいいと感じることはありませんか?
それは耳にある迷走神経と呼ばれる、
気持ちよさを生じさせる神経のせいなのです。
だからといって、毎日耳掃除をするのはあまりよくありません。
先ほど書いたように、耳には自浄作用があって、
耳垢は鼓膜のほうからどんどん外に出てくるようになっています。
なので自分で耳掃除をするのは月1回程度で比較的大丈夫なんです。
多くて2週間に1回ほど。
私はお風呂上り、耳の中の水をとるついでに綿棒で耳かきをしていましたが、
これはやりすぎだったのですね(;´∀`)
頻繁にやらなくても大丈夫と言われても、
周りから見えていたらと気になりますよね。
耳掃除のやり方ですが、気を付けたいのはその範囲。
耳の穴から1㎝程度が耳垢の溜まりやすい範囲なので、
それより奥はやらなくて大丈夫なんですよ。
思っているよりかなり手前側になると思いますが、
前に述べた通り、耳垢を奥に押し込んでしまうことを防ぐためです。
綿棒ならば子供用の小さめの物のほうがおすすめです。
外耳道を優しくなでるように、ささっと掃除します。
また、耳鼻科でも耳垢は取ってくれるので、
専門のお医者さんにきれいにしてもらうのもありですよ。
綿棒での耳かきはよくないって本当?正しい耳掃除のやり方や頻度とは? さいごに
綿棒で耳かきをするのがよくないというよりは、
そのやり方、頻度に問題があるということでしたね。
耳垢には自浄作用があるので、
耳掃除は月1回程度で問題ないのは驚きです。
奥まで綿棒を入れたり、逆効果になる掃除の仕方ややりすぎには、
注意をしましょうね^^